2023年5月17日

「五味の力:健康的な食生活の重要性」

漢方医学において、五味(ごみ)と呼ばれる五つの味覚が非常に重要視されています。

 

「甘い」「辛い」「塩辛い」「酸っぱい」「苦い」

 

それぞれの味が作用する臓器が決まっており、この連動が2000年以上も昔からわかっているというのが漢方医学の不思議であり興味深いところです。

 

甘い味は脾と胃、辛い味は肺と大腸、塩辛い味は腎と膀胱、酸っぱい味は肝と胆、苦い味は心と小腸に作用します。

 

この5つの味覚について、普段あまり食べない味があるかを考えてみると、それらを積極的に食べることが肥満を防ぐための糸口になると考えています。
現代病の一つである肥満の原因は、食べすぎにあるため、過食を防ぐためには、体が求めている必要な栄養素を必要なタイミングで必要な量を摂取することが大切です。

 

普段食べない味覚には、普段の食事では摂取しづらい栄養素が含まれています。

 

体が求める必要な栄養素を摂取することで、体は安心し、食欲を過剰に出すことがなくなります。
過食を防ぐことができる可能性があります。
普段食べないお味もしくは嫌いなお味が、スリムボディへの答えを握っていると言っても過言ではないと感じています。

 

この体のシステムが理解できれば、日常の食生活の見直しや健康的な体を管理ができるのではないでしょうか。