2023年8月9日

「自然との繋がりを感じる土用の丑の日と間日② – 季節ごとの食べ物と健康」

「土用の丑の日」は1年に夏の1回だけ存在するのではなく、何度もやってくることをご存じでしょうか。

例えば、2023年の場合は年に4回ある土用期間中に合計6回もの丑の日が存在します。

 

 

昔は1、2、3、ではなく子、丑、寅と勘定していました。

この丑・寅・卯などの漢字からピンとくる方も多いと思いますが十二支をあらわしています。

順番に進み、繰り返します。

丑の日を例にあげますと十二支をひと回りして再度、丑の日がやってくるというわけです。

 

ですから、18日間ほどの土用期間中に丑の日が2度存在することもあります。

その場合、1度目の丑の日を「一の丑」、2度目の丑の日を「二の丑」と表現します。

 

 

土用の丑の日には、頭に「う」のつく食べ物をいただくことが健康に良いとされています。
「うなぎ」「うどん」「梅干し」などがおすすめです。

 

春土用には戌の日に「い」のつく食べ物、秋土用には辰の日に「た」のつく食べ物、冬土用には未の日に「ひ」のつく食べ物がおすすめされています。

 

このような、自然のサイクルに合わせた食事は健康の秘訣とされています。
土用の丑の日や土用期間は、日本の伝統的な風習や先人たちの知恵が凝縮された素晴らしい文化です。

 

自然との調和を感じつつ、その知恵を大切にすることで健やかな生活を送ることができるかもしれません。