漢方医学では、自然の摂理と身体のバランスを重視する独自の視点から、果物が持つ作用が臓器と連動していると考えられています。
主に、李(すもも)、杏(あんず)、棗(なつめ)、桃(もも)、栗(くり)の果物は「五果」と呼びます。
それぞれの果物は、特定の臓器と関連づけられています。
李は「肝」
杏は「心」
棗は「脾」
桃は「肺」
栗は「腎」
となっています。
暦の上では、8月8日の立秋から秋が始まっており、「肺(秋)」に関連する季節とされることがわかります。
具体的には、秋の到来とともに肺への負担が増える傾向があるとされており、この季節の特徴を反映しているかのように、ちょうどこの時期には桃が旬を迎えています。
自然界にはあらかじめすべてが用意されていることを感じ取ることができます。
このような恩恵を受けるために、この機会に季節の「旬」の食材の大切さを再認識しましょう。
食事は身体の調和を保つために重要です。
豊かな自然が提供する恵みを受けながら、心と体のバランスを整えて健やかな秋を迎えましょう。
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