2023年10月18日

『五変と五志: 体と感情の密接な関係』

日常生活において、私たちは常に身体と感情の相互作用を経験しています。
今回は、「五変」と呼ばれる概念に焦点を当て、体の変化と臓器からのサインの関連性を探ってみましょう。

 

「五変」とは、握、憂(喋)、噦、咳、慄のことを指し、それぞれが特定の臓器からのサインと結びついています。
※諸説ありますので6つ記載させていただきました。

 

手のひらを握りしめている場合には、肝からのサイン
憂い(喋る)は、心から、
噦(しゃっくり)は、脾から、
咳(せき)は、肺から、
慄(ふるえ)は、腎からのサインと考えられています。

 

これらの五変は、感情と密接に結びついており、「五志」としても知られています。
以下、それぞれの変化について詳しく見ていきましょう。

 

・握(にぎる)=怒り=肝
・憂(うれい)=人の不幸も喜ぶ=心
・噦(しゃっくり)=思い悩む=脾
・咳(せき)=悲しみ=肺
・慄(ふるえ)=恐怖=腎

 

このように、怒り、喜び、思い悩み、悲しみ、恐怖といった感情が、それぞれの臓器と結びついています。
この関連性を理解することは、自身の体と感情をより良く把握する手がかりとなります。

 

例えば、朝起きても、だるい、疲れが抜けていない、体が痛いなどは睡眠中にリラックスができていない証拠です。
寝ている間に、こぶしを握りしめ、歯をくいしばり、体はこわばっているかもしれません。

 

日常生活でポジティブシンキングを実践していても、感情の根本にあるストレスや不安に気付くことが重要です。
体からのサインを受け止め、臓器へのダメージを最小限に抑えるために、リラックスやストレス解消の方法を取り入れることが不可欠です。

 

五変や五志の理解は、私たちの身体と感情の調和をサポートし、健康で幸福な生活を築く一助となります。

 

 

 

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